私たちのものづくり #6 自然の素材だけでできた、真っ白な「フレッシュチョコミント」
フレッシュな国産ミントたっぷり。無添加製法になった人気フレーバー
2022夏の限定フレーバーのひとつとして登場した、ハンデルスベーゲンの「フレッシュチョコミント」。10年ほど前から折を見てご用意している人気フレーバーです。なぜ人気なのに「折をみて」なのかと言うと、フレッシュなミントの味と香りを楽しんでいただきたいという思いから、なるべくつくりたてを提供できる時期・環境のみで販売してきたため。そんな理由もあって、ここしばらくは青葉台の工場直売だけでお出ししていたフレーバーでした。
チョコミント好きなみなさまからの支持を集め、熱狂的なファンも多いこのフレーバー。風味や味わいはそのままに、どうにか無添加製法にリニューアルできないか?と試行錯誤した結果、ようやく今回無添加製法のチョコミントとして皆さまにお届けできるようになりました。
とてもシンプルで、その分たっぷりとこだわりの詰まった「フレッシュチョコミント」。工房長の細川さんとブランド責任者の中野さんにそのこだわりを伺うとともに、他社のチョコミントフレーバーとの違いなど、徹底的にハンデルスベーゲンのチョコミントに迫りました。
驚きの“真っ白な”チョコミント
「今まで食べてきたチョコミントと違う!」
ハンデルスベーゲンの「フレッシュチョコミント」を見て食べていただいたことのある方なら、一度は驚かれたことがあるかもしれません。なぜなら、ハンデルスベーゲンのそれは、一般的にイメージされるチョコミントとはいくつかの点で異なっているからです。
まず、見た目。みなさんが「チョコミント」と聞いて想起するのは、あのエメラルドグリーン色ではないでしょうか。実際にミントカラーと調べてみると、美しい緑色がたくさん出てきます。
対して、ハンデルスベーゲンの「フレッシュチョコミント」は真っ白。実は、フレッシュなミントだけを使ってシンプルにアイスにすると、あのエメラルドグリーン色にはなりません。ミントの葉っぱ自体は確かに緑色ではありますが、ミントのエキスというのは基本無色であって、真っ当に作ると白いアイスになるのです。
違いがとても気になって、さまざまなメーカーの「チョコミント」アイスと並べて見てみました。手前がハンデルスベーゲンの「フレッシュチョコミント」。やっぱり、他社のアイスはきれいな緑色をしています。
「チョコミント」の歴史を遡ってみると、サーティーワンアイスクリームの創業者であるバスキン氏・ロビンス氏が、1948年に自社のメニューに導入したのが始まりといわれています。ミントの清涼感を視覚的にも楽しんでもらうために後付けで着色し、あのような美しい緑色のアイスクリームが誕生しました。 以降、「チョコミントといえば緑色」という認識は広く普及し、さまざまな商品が同様の色をまとって世に出ることになったのだとか。
乳化剤・安定剤・着色料・香料を使わない無添加製法を掲げるハンデルスベーゲンのつくる「フレッシュチョコミント」は、自慢のミルクベースに、刻んだフレッシュな国産ミントを混ぜ込んだだけのとてもシンプルなレシピ。
自然の素材だけを使った100%ナチュラルなアイスクリームだからこそ、“白い”チョコミントになるのです。
フレッシュミントならではの、鼻を抜ける清涼感
次に、気になる味を比べていきましょう。
ハンデルスベーゲンの「フレッシュチョコミント」の材料は、とてもシンプル。自慢のミルクベースと、フレッシュな国産ミント、そしてフランスWEISS社のチョコレートのみを使います。
旬の国産ミントを茎まで使い、ミキサーでミルクベースと合わせることで、アイスクリームのベースが完成します。「フレッシュミントの特徴的で爽やかな香りを最大限楽しんでいただきたいので、煮出すのではなく、フレッシュなままアイスクリームに閉じ込めました。こうすることで、香草としてのミントを存分に楽しんでいただけると思います」と、細川さん。
仕上げには、ハイカカオでありながら甘さと苦味のバランスのとれたWEISS72%のチョコレートをストラッチャテッラ(手混ぜ)し、薄く伸ばしてパリパリ食感に。着色料や香料を一切使用していない、まるで生のミントをかじっているかのようなスーッとした澄み切ったミントの香りと濃厚なミルクアイスのな味わい、そしてしっかりと舌で感じることのできるハイカカオの苦味と風味をお楽しみいただけます。
そして、一般的なチョコミントアイスに使われているミントエキスなどの香料は一切使用していないため、人工的なミントっぽさや、舌に残る独特のくせや甘みは一切ありません。
「たまにチョコミントが苦手!という方がいらっしゃいますが、たいていは人工香料の芳香剤のような香りが苦手だという場合が多いようです。ハンデルスベーゲンのチョコミントはそういったものとは一線を画す、まったくの ”別物” だと思っていますので、そういった方にこそぜひ食べていただきたいですね」と、中野さん。
ハンデルスベーゲンでは、このフレッシュなミントを詰め込んだアイスを、なるべく工房でつくったその週のうちにみなさまのお手元にお届けするようにしています。オンラインショップといえど、なるべくつくってすぐに、フレッシュなうちに食べていただきたい。そんな思いで発送の仕組みを日々見直しています。
アイスクリームに賞味期限はありません。でも、この「フレッシュチョコミント」に関しては、お届け後二週間以内に食べていただくことをおすすめしています。
ご自宅で蓋を開けて、目で見て、味わって。この夏は、ぜひハンデルスベーゲンの「フレッシュチョコミント」を堪能いただけたら幸いです。早々に梅雨明けし、暑さの本格化したこの夏に、スーッと鼻を抜ける味わいが涼を運んでくれるはず。 スプーンが止まらなくなるおいしさを、どうぞお試しいただけたら嬉しいです。